ヒートジャケットのケーブルが短い:スポスタS実メモ6
スポーツスターS(RH1240S '21)を買ったのはいいが、ハーレーっぽくなく、いろいろてこずるので、ヒトバシラー的なメモを残すことにした。
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あたらしいスポスタには、ヒートジャケットのための電源プラグ「Heated Gear Connector」がシート下に準備されていた。しかも、リレーが装備されている様子。元々ヒーテック(Heatech)を使っていて、最近、有償交換プログラムで、ジャケットとグローブがヒートマスターに(Heat Master)に交換してもらったところだったので、この配線は非常に有用だ。
ただし、逆にバッテリーテンダーについては、エンジンがかかると通電しなくなるようになってしまったそうだ。(「ケーブルテストしましょう」っていうからわざわざ定時ダッシュして「バッテリーチャージャー変換ケーブル」買ってきたのにorz)
しかし、バイク側のケーブルが短いので、バイクにまたがらないと繋げられないし、股下を覗き込んでモソモソしないとケーブルが見つからない。走行中に片手でケーブルを繋ぐなんて夢のまた夢。ましてやへんな身体の動かし方をすると、ケーブルが抜けてしまう。
「延長ケーブル」があればいいじゃないか!
さっそくメーカーページで探してみるが…ない。
アマゾンで探すが、ケーブルの規格がわからない。一見使えそうなものはあるけど値段はピンキリ。授業料を払う羽目になった。
さて、延長ケーブルの条件は
- 5.5mm x 2.5mm のプラグであること。
(5.5mm x 2.1mm という規格もあるから注意!) - 要求される電流量から、16AWG必要。後述。(数字が小さいほど良い)
であること。
2.5mm オスは、2.1mm メスには刺さるけど通電が保証されない。
2.1mm オスは、2.5mm メスには刺さらない。
安物買いの銭失いには気をつけましょう(笑)
そしてAWGのお話。AWGはワイヤーの太さの規格。そして太さに応じて電流量の上限が変わるので、安いケーブルではだめなのだ。
ヒートマスター は
- ジャケットで7A(3.5Aもあるけど)
- グローブで1.6A
最大で8.6A。
どのくらいのAWGが必要かというと
AWG SQ 許容電流
AWG 24 0.2 sq 2.5 A
AWG 20 0.5 sq 5 A
AWG 18 0.75 sq 6.6 A
AWG 16 1.25 sq 11.6 A
なので、16AWGのケーブルが必要。(足らないとケーブルが燃える可能性があるそうだ)
そのような製品は、3日間の捜索では、「Warm&Safe(ウォーム&セーフ) バッテリーハーネス延長ケーブル(60cm) WS-AC-13」しか見つからなかった。
ちょっと長めだけど課題は解決。ヨカタ。
ちょっとまて!もっと寒がりな人はヒートマスターフル装備かもしれない。
- ジャケットで7A(3.5Aもあるけど)
- パンツで3.5A
- グローブで1.6A
- トゥウォーマーで0.5A
全部で12.6A。これではAWG16では不足してしまう!
でも大丈夫w
スポーツスターSは2つの Heated Gear Connector があるんだから!
上半身と下半身に別々につなげばいいい!
ただし、車両側のアクセサリヒューズは15A。グリップヒーター(2A前後)とスマホ充電(2A前後)を同時に使うと、ヒューズ飛んでしまうかもしれないので、注意してください。
そして、もうひとつ。
スポーツスターSの発電量は、Webではしらべられませんでした。XLのスポスタで18A程度との記事もあったので、いずれにせよ合計15Aを超える電装品はバイクに厳しいと思われます。