一眼レフ その63 〜α7s 星食い問題とHa赤外線改造〜

まず、α7シリーズの星食いを実際に検証してみた。
星食いとは、Star Eaterと呼ばれ、処理のあとと前で星が消えてしまう症状のこと。
α7の場合、30秒を境に発生するといわれているのですが、メーカーからの公式発表はないし、言うほど話題になっていないし。。。

ま、自分で検証してみましょうと言うことで、やってみた。

左側30廟。右側31秒

如実にわかるほどはわからない。
「いわれれば」と言う程度。
もしかするとα7sは12Mピクセルなので、ピクセルが大き過ぎてそもそも小さい星が写っていないのかもしれないし。
私個人としては、無視してよい問題と定義した。
念のためレンズを見直して、30秒撮影もできるようにした。
(iso12800、f4.0、30秒がベース)

そして、もう一つはHa赤外線改造。
市販のカメラは人間の目に合わせて、Ha赤外線をカットするようなフィルターをセンサーまえに入れている。他方、星空には赤い星雲が多くて、魅力的な輝きを発している。この赤が、市販のカメラでは撮りきれないのだ。
キヤノンEOS 60DaやニコンD810aは、このHa赤外線フィルターの対策をメーカーが行なった星専用カメラ。また、Fujifilmのカメラはその辺りの赤の映りがよいと評判になっていたりもする。
この赤外線カットフィルターを外してしまおうと言うのが、「改造」なのだ。
ハヤタカメララボ
料理屋の木戸を入ってエレベーターに乗る
去年、師匠から譲って頂いた60Dは、SEO-SP4改造を施した機体だった。

そこから試練が始まった。
カラーバランスが狂うので、それを舗装して現像しないといけないところから、
そもそも素材がとれない問題も発生した。星が流れてしまうのだ。

赤道義の精度とか、三脚のガタつきとか、カメラのマウントの弛みや、色々調整したが収まらない。とうとう行きついた結論は「露光時間」だった。露光時間はα7s時代の45秒から、120秒になった。この3倍の時間が色々な不確定要素WO連れると推測した。

そこで、60D改を諦め、愛機のα7sを改造することにしたのだ。
支障に教えて頂いた浅草のショップに持ち込むと、改造費なんと3万円!「通常改造には1ヶ月」といわれていたが、実際には2週間で帰ってきた。もしかするとα7sはミラーもないので簡単なのかもしれない。
見た目は変わらず
撮影結果は、今日の最初の写真のようにピンクになる。赤い星雲がより明るく写るので、その後、赤色を調整する。
お店がデフォルト設定してくれた状態ならば、白黒写真よりましなカラー写真はとれる。が、やはり不自然感が否めないので、もう一台カメラを購入することにしたわけだ。

こうするだけで、まあまぁ映る
結果は先日の通り。
採用率 15/16
120秒の時は 6/15くらいだった。

最近のブログの背景でした。



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