きっかけは「信濃の国」。長野の県歌。長野県内の小学校で育つと、必ず覚える。県民の証拠(あかし)w
その歌いだしは、こうだ。
「信濃の国は、十州に~」
当時、「長野県は大きくて、10個の州にわかれているんだ」と解釈していた。
実際は違った。今年知った。(おそらく)この歌を知って50年目にして知った。
そう。歌は続く。
「境、連なる国にして~」(当時、「栄、連なる」だと思っていた)
そう、信濃の国は、10州(武蔵=埼玉、上野=群馬、甲斐=山梨、越後=新潟、越中=富山、美濃=岐阜、飛騨=岐阜、三河=愛知、そして駿河=静岡、遠江=静岡)に接しているという歌だったのだ。
長野に生まれながら、知らないことが多い!そういえば、南信(長野県の南側)は、あまり行ったことがない。この機会に行ってみよう!と当日宿探し旅行の計画を立てた。
Day1:久能山東照宮
この日は、ツーリング仲間と静岡へ1泊2日のツーリングの予定だった。
しかし、天気予報は「静岡県地方は、雨。ところにより強く降るでしょう。」だった。
積載に手間取り出発が30分ほど遅れた僕は、案の定、渋滞にひっかり、大遅刻。
仲間と合流できたのは、駿河湾沼津SAだった。
SAでは作戦会議。雨は強さを増してきていて、すでにブーツの中までぐちょぐちょ。
本来なら、このあと東照宮に行く予定だったが、「ホテルに直行しよう」ということに。
そして、風呂入って、早々と1:00PMから宴会となりましたw
Day2:静岡は長い
翌日は、リスケした東照宮へ。日本平パークラインも心地よかった。
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久能山東照宮 |
そして、皆とはお昼を一緒に食べてお別れ。僕は、西に向かいます。
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蓬莱橋。日本世界でいちばん長い木造の橋 1879年にかけられた。 |
欄干が低く、足元もギシギシというので、怖い!
続いて、ゆるキャン△聖地へ。
ドラマでは、リンちゃんがお母さんにお茶を頼まれて買いに寄って抹茶ティラミスを食べた。
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抹茶ティラミス。リンちゃんは抹茶オレじゃなかったね |
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きみくら本店 |
そして、しっぺい太郎に会いに行く。
これも、リンちゃんが駒ケ根のお寺の伝説の犬が静岡に居ると聞いておとずれた神社。
御朱印をぎりぎりでいただけました。
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見付神社 矢奈比賣神社 + 霊犬神社 |
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リンちゃんが大吉だったしっぺい太郎みくじ |
浜松泊。静岡を出られなかった。
Day3:いざ長野県へ
やっと、本来の目的が始まります!
信濃の国で歌われている「北に犀川、千曲川。南に木曽川、天竜川。これまた国の固めなり」と歌われる天竜川沿いに北上します。
途中から、スーパー林道天竜線で兵越峠を目指します。
・・・そう、目指すつもりでしたが、途中「〇〇〇工事のため◇◇方面は迂回してください」の看板が。でも、地名わからないし、看板に従うか...と向かうも、GPS上はどんどん離れていく。とちゅうからカーナビに従って引き返すも、だんだん道なき道に。1時間以上さまよい、やっと林道に復帰。
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コンビニで「天狗のお面」と聞いてリルートできた。 |
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山住神社。ここは静岡。 |
途中、新しくできた風の1km~2kmはあるトンネルがあって、新しいくせに電灯がついていなくてえらく怖かった。
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プレオープン中の道の駅 |
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道の駅でおススメされた天竜峡。そうまだここは天竜川。 |
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木曽の妻篭宿へ。 |
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お茶屋さんで五平餅。こんなところで「埼玉銘菓 十万石饅頭」を聞くw |
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寝覚の床(下まで折るく根性が無く) |
宿は、木曽福島。木曽川のほとりのホテル。
Day4:あゝ野麦峠
「あゝ野麦峠」
この映画で、「峠」というのを認識したかも。碓氷峠と野麦峠、どちらを先に覚えたのか。45年くらい前の映画。実際の話を題材にしたノンフィクション小説が原作。だから主人公の女の子も実在。
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主演は若かりし頃の大竹しのぶ |
ずっと、松本盆地を見て泣いたと思い込んでいた。実際には主人公は、飛騨の山を見て泣いたらしい。よく考えればわかるね。今度、もう一回映画見てみよう。(前回見たのははおそらく3〜40年前)・・・と思ったら、オンデマンド出てないのね。
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ミネさんの像 |
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野麦とは、何年かに1度実をつける笹の実のことだそうだ。 |
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お助け小屋 |
どうも眠くてしょうがない。こんな調子で戸隠までは走れそうにないので、峠を下って松本に宿をとることに。迷っていた松本城も再訪できる。
宿は、お城の利便性と朝食付きにひかれて、松本ホテル花月をBooking.comで予約。
ところが、このホテルはヨキ!好きなクラシックホテル!!大量の人員と古い施設を丁寧に使ってもてなしてくれる。最近のビジネスホテルとは逆のアプローチ。ラッキー♡。
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新館のレトロ喫茶の前に停めさせてくれた。 |
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レトロ風な家具とオーソドックスな作りのお部屋 |
そして、歩いて5分の松本城へ。。。
松本に泊まるときめてしまったら、元気も多少回復。フロントで進められた小道経由で松本城に向かうことにした。
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なんと、牛乳パンの小松パン「ポンセ」が目の前に! 牛乳パンもゲト♡♡ |
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おお!御朱印もらいに寄るつもりだった四柱神社もあるじゃないですか! |
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何年振りだろう?松本城へ |
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日本一のお城だとおもいます。関東の人は姫路なんて行かなくてよい。 |
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明治の小学校「旧開智学校」でもお休み( ノД`)シクシク… |
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クラシックホテルながら大浴場があるのもヨキ♡ |
晩御飯は、馬刺しと蕎麦と日本酒。あ。写真忘れたw
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ホテルの朝食。コーンスープ美味し。連泊したい。 |
Day5:塩の路と日本に住んでいた象
当初組んでいた予定表とは丸一日ずれた感じになった。
意識して訪問したことがなかった大町、白馬、小谷を犀川を経由して、戸隠に向かう。戸隠で蕎麦ランチのイメージw
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白馬の風景(雪山のイメージと違うけど、好き) |
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藁ぶき屋根!と思ったら「牛方宿」だった |
塩の道。日本海から60kgの俵2つを牛に乗せて運んだそうだ。その牛方のための宿。牛方宿。
塩の道は塩尻まで続くそうで(だから塩尻)、塩尻で太平洋側からの塩と交わり終点となる。
と教わった。_φ(・_・
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藁ぶき屋根は、ほんと涼しい。 |
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またまた、迂回からの迷子&酷道を経て、なんとか戸隠へ到着。 しかーし!目指した白樺食堂はお休み。蕎麦の予定はピザに(美味かった) |
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軽快な道を抜けて野尻湖へ。 野尻湖は、子供のころ桟橋でサンダル落として、 沈んでいくサンダルがトラウマになり、プールが苦手になったw |
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ナウマンゾウ博物館 |
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象の時代。日本にも住んでいた。人類は人にはなっていなかった。 |
宿は、千曲川を渡り中野へ。長野や松代は高くて取れなかったw(ラブホは空いていたけど)
Day6:慣れ親しんだ東信地方
この日、予定では、野沢温泉まで行ってから南下し、荒船山をくぐって群馬に抜けるつもりだった。でも、天気予報は雨。しかも豪雨w
しかたなく、そのまま帰ることにしました。
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白糸の滝 |
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いつものパン屋さんはお休みでした |
軽井沢を抜けて、碓氷軽井沢ICから高速に乗れば、そこは群馬。長野県内一般道で走破したことになるね。(無料の建設中高速や自動車専用道路はつかったけど)
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今回の旅はこんな感じかな |
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昼飯は、草加=地元のお蕎麦屋チェーン店さんで
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このあと、関越道では土砂降りの雨が降り、自宅の少し北東では、竜巻&暴風が起きていた様子。早あがりして正解でした。
おまけ
隣接県への路だが、今回、以下は走行した
- 静岡県→長野県
- 長野県→岐阜県、岐阜県→長野県
- 長野県→群馬県、群馬県→長野県
- (翌々日に)山梨県→長野県、長野県→山梨県
を走破した。ちなみに、
- 長野→埼玉 間はダート道しかなく、
- 長野→富山 間は黒部の電気バスしか走れない(らしい)
なので、残るは、
お会計概算
- 高速 新郷→清水 ¥4,300-
- 駿河健康ランド 全部で約¥15,000-(晩飯、朝食含む)
- はまきたプラザホテル ¥5,500- (朝食含む)
- 木曽三河家 ¥9,000- (朝食含む)
- 松本ホテル花月 ¥13,000-(朝食含む)
- ルートイン中野 ¥10,000- (朝食含む)
- 高速代 碓氷軽井沢→新郷 ¥3,710-
- ガソリン代 1200km/(14.5km/l)×(¥200/l)=¥16,550-
- ¥77,000-