増補改訂版:すげーよFXDLS!ローライダーSが超オススメな理由 〜もう売ってないかもしれないけどこれから買う人のために〜

2017のロードスターのお得感を煽る記事があったので、書き直してみようと思った。

目次

  1. パワーの為だけに注ぎ込んだ本気度
  2. これまでの「チョット○○だなぁ」を改善
  3. そして、カッコ良く

1.パワーの為だけに注ぎ込んだ本気度

2016の春に売り出され、2017年のカタログモデルになりながら僅か4ヶ月で生産終了。話題は1800ccエンジンに集まったが実はそのエンジンを使い切る為、支える為のパーツがふんだんにに仕込まれている。まさにツインカム ローライダーの最終型。

まず、目につくのは スクリーミンイーグル・ヘビーブリーザー・パフォーマンス・エアクリーナーキット
  • 29006-09B グロスブラック 69,400円(本体価格 64,260円)
厳密にはスクリーミンイーグルのロゴは入っていないが、1800ccのエンジンの実力を出すためのパーツ。

もちろんエンジンが回るだけではダメで、その発生するパワーを伝達しなければならない。そこで外観からはわからないが、スクリーミンイーグル・ツインカムパフォーマンス・アシスト&スリップクラッチキット
  • 37000026 126,000円(本体価格 116,667円)
が組み込まれている。TWINCAM中最強とも言われるパワーをタイヤに伝える為に強化クラッチが組み込まれている。最初は渋滞が嫌になるくらい。

ちなみに、例えばローライダーFXDL2017を同等にするには、スクリーミンイーグル・ツインカムステージIIIキット/ 103CI to 110CI
  • 92500035 ブラックハイライト 379,000円(本体価格 350,926円)
などのボアアップキットも必要。工賃だけでなく、当然、車検も取り直し。ホント、パワーを求める輩にFXDLSはプライスレス。

2.これまでの「チョット○○だなぁ」を改善

このFXDLS2017 ローライダーSは、今までの「チョット…」と感じるが故に後からカスタムしてしまうようなものも標準装備している。

プレミアムライド・
エマルジョンショック
例えば、サスペンション。「チョット、乗り心地が悪く曲がらないサスペンションだなぁ。」と言われる純正サスペンション。オーリンズやプログレッシブを入れたり、フロントはサンダンスくらいしかなかったり。そんな中、純正のプレミアムサスペンションが一昨年?から登場。それをぶっ込んでくれてます。

リアはプレミアムライド・エマルジョンショック
  • 54000066 109,000円(本体価格 100,926円)
「路面舗装の状態に関わらず、快適で確実なライドを体験できるハーレーダビッドソン・プレミアムライドエマルジョンショック。応答性の高いモノチューブ窒素ガス封入ショックにより、一般的なツインチューブショックアブソーバーと比較して圧縮とリバウンドの減衰制御性が 向上しています。窒素ガス封入ショックはオイルへの空気の混入を 防ぎ、内部バルブスタックとの組み合わせにより、ワインディングでの 秀逸な減衰制御を実現します。大径の36mmピストンと低粘度高性 能オイルを使用することで、衝撃に対するショックの応答性とタイヤによる路面の追従性が向上しています。これにより乗り心地が安定 し、フレームから伝達されるボトミングの衝撃を最小限に抑えられま す。ロック式の調整ネジが装備されており、郊外路のソロライドや長 距離の高速道路での荷物を満載したタンデム走行まで、スプリングのプリロードをライディング条件に合わせて微調整することができます。さらに、荷重によりショックが底付きした場合でもウレタンバンパーが衝撃を緩和します。ブラックアノダイズド仕上げのビレットトップキャップとブラックのプログレッシブタイプスプリングが特長のショックは、美しく仕上げられています。」とカタログではうたわれている。実際も「意外とイイ」と評判。自分もスポーツスターでオーリンズを入れてたけれど、それよりは硬い印象だけれど、スポーツスターの純正よりはるかに仕事してくれてる感じ。

フロントはプレミアムライド・シングルカートリッジフォークキット
  • 45400058 71,400円(本体価格 66,112円)
「タイヤが路面に接地した状態を維持することで、ハンドリング性能を向上させるシングルサイドカートリッジフォーク。プレミアムエマルジョンリアショックとの組み合わせで最 適に機 能するようにチューニングされており、特別にキャリブレーションされたピストンとバルブスタックでフォークの減衰力が制御されます。一般的なオリフィスダンパーと異なり、このカートリッジフォークのピストン/バルブシステムは減衰力カーブをリニアにし、フロントサスペンションの安定した圧縮と伸張を実現します。荒れた路面にすばやく対応し、連続するワインディングでもライダーが自信を持って走り切ることができます。圧縮ピストンが低速域での減衰性能を大幅に向上させることでライダーへの衝撃が低減され、リバウンドスプリングによりトッピングがよりスムーズに感じられます。このカートリッジフォークはボトミングやダイブを防ぐ構造になっており、トリプルレートスプリングとオイルロックにより、ハードブレーキング時にもフォークが凹凸を吸収し、コントロール性の向上とホイールホップの抑制を同時に実現しています。」とカタログから。まぁ、自分にはわからないが周りでは「曲がりやすい」とのこと。

次に「チョット鍵が面倒だなぁ」と言われるエンジンキー。おそらくエンジン周りを上位クラスのモノを持ち込んだせいかと思うが、電子制御スロットルが採用された。その流れなのか、エンジンキーはいわゆるセキュリティシステム、H-Dスマートセキュリティシステム/’07以降モデル用
  • 41000086C 57,300円 (本体価格53,056円 )
が、標準装備されている。セキュリティフォブ(キーホルダーみたいなもの)を持って入れだけでエンジンがかけられる。

同様にオートクルーズ装置もついた。クルーズコントロールキット
  • ******** 51,200円(本体価格 47,408円) 相当
これで「チョット、アクセルを開けっぱなしのロングツーリングが辛い」が解消する。ちなみにこのキットはダイナ用には後付けは用意されていないので、今の所FXDLSを買う以外ない。

ファーザーフォワード・
ミッドコントロールキット
最後にステップ。背の低い僕でさえ、ミッドコントロールのFXDLはステップに脚を乗せると窮屈だった。反対に地面に脚を着こうとすると、タイマーカバーの膨らみが地面を遠くする。そこで、ファーザーフォワード・ミッドコントロールキット

  • 50500386 67,300円(本体価格 62,315円) 

「標準のミッドコントロールに足を置くと、窮屈に感じませんか?このキットを使用すると、ミッドコントロールが標準位置よりも2インチ前方に 移動し、スポーティでアップライトなライディングポジションはそのままに『膝位置が高すぎる』場合のライディングポジションが解消されます。ミッドコントロールの位置が前方に移動することで、ライダーは障 害物に妨げられることなく足を地面に付けることができます。これにより、駐車時のバイクの取り回しが楽になり、背の低いライダーでもジフィースタンドを簡単に足で操作できます。」とカタログにはあるが、クロームのバージョンのみ。黒いのはFXDLSだけ。

3.そして、カッコ良く

ヘッドライトバイザー
LEDライトはオプション
さすが Dais Nakano 。ダテに人気カタログモデルのXL883Nアイアンを進化させていない。このFXDLSも既存のパーツを使って見事にCOOLに仕上げている。
ただ、オプションカタログに掲載されているのはヘッドライトバイザーキットだけ。
  • 68129-98DH ビビッドブラック 48,400円(本体価格 44,815円)
このバイザーとタンクの金のバー&シールドマークでウィリアムGダビットソンが手がけたXLCRへのオマージュになってるという。

でも、個人的に一番嬉しいのは、これ(笑)
他には、FXDFファットボブやFXDWGワイドグライドの2-1-2のトミーガンマフラーを黒塗りにしたり、FXDBストリートボブのチョップドリアフェンダー付けたり、テールランプ一体型のLEDサイドウィンカー、加速に飛ばされそうになるのを抑えるガンファイターシートなど、カッコ良くまとめている。





ここまで、値段が分かっているだけで
979,000円 相当のオプションが盛り込まれてるなんて!
すげーよ FXDLS 2017(ただし、このリストが正しいかは未検証)

人気の投稿